北杜市武川で土と水と寒さに恵まれた野菜を育むDORO FARM

徳川家への献上米もつくられていた武川町の隠れた名産・長芋

山梨県北杜市の武川町は、かつて徳川家への献上米をつくっていたと伝えられている土地。ハチカッテでも八十八屋さんの「よんぱち米」を扱っていますが、南アルプスの湧き水、花崗岩質の良質な土に恵まれたこの地域は、お米に限らず野菜などの名産地でもあります。

そんな武川の名産のひとつが長芋です。

武川町眞原高原では昔からおいしい長芋が採れると有名でファンも多いのですが、生産量は限られており、なかなか市場に出回りませんでした。現在は農家さんの高齢化も進み、さらに生産者は減少。どんどん食べられる機会が減っています。

環境と土づくりで農薬・化学肥料不使用の長芋をつくる

そんななかで、武川の長芋を次世代につなげる新しい農家さんも現れています。DORO FARM(ドロファーム)です。

DORO FARMを立ち上げたのは栃木県出身の阿久津さん。八ヶ岳に一目惚れして都内のアパレルから転身した農家さんです。

「DORO」という名前が示すように、DORO FARMさんの農業におけるポイントのひとつは環境と土づくり。これをうまく利用して、農薬不使用・化学肥料不使用で長芋やごぼうといった根菜を育てています。

長芋が病気にならないように収穫前の夏の間に観察したり、除草したりと、手間暇かけて育てていますが、それでも最後は掘ってみないとわからないといいます。ですが、その分掘り出したときに大きな長芋が出てきたときの感動はひとしおだそうです。

シャキシャキ・ホクホクの初掘り、甘みたっぷりの冬掘り

本格的な冬が近づく11月下旬ごろから春先にかけて、そんなDORO FARMの長芋が収穫を迎えます。

長芋は時期によっても少しずつ味が変わります。

「初掘り」と呼ばれる11月下旬から12月にかけての長芋は水分量が多く、フレッシュな味わい。千切りなどにして生で食べればシャキシャキ感が、照り焼きにしたり素揚げしたりすればホクホク感が際立ちます。

1月からの「冬掘り」と呼ばれる長芋は、冬の寒さが甘みをギュッと凝縮しています。すりおろして“とろろ”にして食べるとやさしい甘さをしっかり楽しめますよ。

次世代につながる長芋をどうぞ

手間暇かけて大事に長芋を育てているDORO FARMさんですが、同時に「無理をしない農業」をポリシーにしています。身の丈にあった形で楽しむことで、継続可能な農業を突き詰めていく。そんな形をDORO FARMさんはめざしています。

ハチカッテでは、同じ環境で育てたごぼうとのセットも含めて扱っています。次世代につなげる貴重な長芋、ぜひ旬の時期に味わってみてください。

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