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300年の歳月に培われた秘伝の醸造法を継承
ゆっくりと、しかし、たゆみないうねりの中で人から人へ受け継がれてきた酒造りの“心と技”は、今も蔵の中に生き続けています。古くからの慣習となっていた、蔵人制度で培われた「七賢」の味。それは、現在山梨銘醸の社員へと着実に引き継がれています。古来の醸造法と現代の醸造技術の融合を図り、社員による酒造りとは何か…。その答えを追い求めながら、失敗を恐れることなく独自の「七賢」スタイルを築き上げていきます。
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白州で育てた自社米をはじめ極上の酒造好適米
山梨銘醸では“真の地酒”を極めるため、積極的に山梨県産の米を使用しています。平成十一年には農業法人を設立し、山梨県関係機関、地元農協、農家の皆さんと酒米生産グループを結成。以来一貫した米作りと酒造りを行っています。南アルプスを望む白州の豊かな自然と、日本有数の名水「甲斐駒ケ岳の雪解け水」によって育まれた酒造好適米は、造り手の技により日本酒「七賢」へと生まれ変わります。
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自然の芸術品、甲斐駒ヶ岳の伏流水。
標高2900mにも及ぶ甲斐駒の峰。その頂に降る雪はやがて、木々の緑をすすぎ、岩に磨かれながら、恵みを帯びて流れ落ちてきます。仕込み水として七賢を育んできた、甲斐駒ヶ岳の伏流水。その清らかでキレのあるおいしさは、長い年月をかけて花崗岩層に濾過されて生まれた、まさに自然の芸術品です。酒蔵の近くを流れる尾白川は、昭和六十年に日本の名水百選に指定されました。